社外インタビュー

カメラのナニワ様の事例

今回は、カメラの販売を手掛けるカメラのナニワ様にお話をお伺いしてきました。
カメラのナニワ様は関西を中心に店舗を展開されている企業様で、2000年よりオンラインショップの運営を開始されました。
オンラインショップでは、カメラに関連するありとあらゆる商品を取り扱い、商品一つひとつの見せ方に工夫やこだわりが感じられます。
実店舗とは異なる運営を行うために、カメラのナニワ様はどんなことに取り組まれたのでしょうか。

 

1.お客様に楽しんでいただくために

ー では、インタビューをはじめさせていただきます!どうぞよろしくお願いいたします。
カメラのナニワさんのオンラインショップ「ナニワグループオンライン」を拝見しまして、非常に楽しくオンラインショップを見て回れるショップさんだな~と思いました!
どのような工夫で、お客様に楽しんでいただけるショップ作りをされているのでしょうか?

 

弊社のオンラインショップでポイントになるのは、商品ごとに作例集を見れるようにしている点ですね。「そのレンズやカメラで撮ったらこんなふうになるよ」というのがわかるように作っているんです。カメラを買った後の楽しみを、一緒にイメージしてもらえたらと思って、載せ始めたのがきっかけです。

また、メルマガやブログに撮影地を案内したり、季節の味覚を掲載したりして、カメラを持って出かけようかな、という気持ちになってもらう工夫もしています。

ー 写真を撮る楽しみだけじゃなく、出かけた先でも楽しみを見つけてもらえるような情報を提供されている、ということですね。

 

はい、買ったあとを想像してもらうことが重要だと思っています。
作例は、スタッフがお客様と同じ目線をもって撮影しています。例えば、鉄道が好きで、鉄道ばかり撮影しているスタッフがおりますが、鉄道ファンのお客様からすると、そんな作例が目をひいているみたいです。
 


 

ー なるほど!
コンテンツに特徴を持たせることは非常に大切ですね。

 

そうですね。同じ趣味や感性をもった人に引っかかりやすいです。それが楽しいというか、撮影しているスタッフ本人が一番楽しいかもしれないですけどね。
 

ー きっと、スタッフの方もお客様も、楽しまれていると思います。

 

機能面での工夫でいうと、弊社では360度表示という機能があります。商品を360度ぐるっと回して見てみたり、ズームができたりする機能を入れ込んでいるので、細かな傷などを見ることができるんです。
 
ー 画面上で転がすということですか?

 

転がして、それを拡大して、グリップの部分に傷がついてないかな?と確認することができます。中古品を扱う場合は、細部も確認してみないと、なかなか買いにくいというお声がありますので。よかったら実際に見てみてください。


 
ー なるほど!ポップアップで出てくるんですね。これなら細部まで確認できますし、オンラインショップで中古品を買うときに慎重になってしまいがちな人も、安心ですね。

 

そうなんです。ランク表示をすることで、ある程度わかりやすくしていますが、やはりご納得いただいた上で買っていただけるというところも、お客さんに楽しんでもらえる理由だと思います。

 

ー なるほど。ありがとうございます!

 

2.オンラインショップ立ち上げの経緯

ー では次の質問ですが、オンラインショップを立ち上げようと思われたきっかけを教えてください。

 

当初は、BtoCとBtoBtoCの両方を兼ねるために、商品点数を10万点にしよう、ということを目標に、オンラインショップを立ち上げました。そのあと、商品点数やお得意様が増えてきたので、それをきっかけにBtoCとBtoBに分け、2015年にはオンラインショップのリニューアルを行いました。お店に来られるお客様に、いかに使ってもらっていただくかを念頭においていましたね。

「オムニチャネル」という言葉が出はじめたタイミングですね。

 

 

ー 確かに、店頭受け取りのサービスもだいぶ広がって、ポイントの共有もされるようになってきたころですね。御社はそのときから注目して取り組まれていたということですか?

 

そうですね。お店でもネットでも、同じサービスをお客様に提供できるようにする、という事が一番のポイントでした。今までなかった店頭受け取りや、店頭支払いができる機能を追加したのもリニューアルのタイミングです。

 

ー オムニチャネルの先駆けとして、当初から感じていた課題をクリアすることが、リニューアルのきっかけとなったということですね。

 

3.オンラインショップを運営する上での苦労

ー では、次はオンラインショップを運営されるにあたって苦労されたエピソードを教えてください。

 

中古の商品を販売するときに、お客様に商品の状態を伝えるのが一番大変ですね。店舗スタッフがランク付けを行うのですが、人によって着眼点が違うので、感覚を合わせることが難しくて。

 

ー 個人の見方次第となると、一致させることは難しいですね。

 

店舗によってランクが多かったり少なかったりしたので、地道にルールを作ることで管理して、お客様にわかりやすくしていきました。オンラインショップで価格や値段の表記が違う、ということがないよう、2年ほどかけて統一しました。

 

ー 2年かけて全社へ浸透させていったということですね。非常に大変なことだったと思います…。

 

でも、そのオムニチャネルが弊社の強みになっています。
あちこちの店舗に行かなくても、オンラインショップなら商品を一気に見られますし、各店から取り寄せて、最寄りの店で引き取ることもできます。先ほどの中古のカメラのお話のように、見てから買う、ということができるので、その機能の需要が増えていますね。

ー 今までオンラインショップといったら、在庫がある店舗から郵送して買う、という流れが一般的でしたから、その機能は絶対便利だろうなと思います。

 

 4.オンラインショップを運営する上での喜び

ー では、次はオンラインショップを運営されていて、うれしかったエピソードをお聞かせください。

 

商品のランク付けを厳しく行っているので、想像していたよりもきれいでしたっていうお声をいただきます。「カメラのナニワさんが付けたABランクなら安心だね」と評価してくださる方もいらっしゃって。

 

ー そのお声は、お客さんが次につながっていくためのモチベーションになりそうですね。これ以上ないお声ではないでしょうか。

 

そうですね。他にも、オンラインショップを使ってすごくよかったから、ぜひ実店舗にも来てみたかったと、お客様がご来店されたこともあります。

 

ー それはとても心に響きますね!きっと店舗のスタッフさんも感動されたのではないでしょうか。オムニチャネルの効果をしっかりと発揮されていますね。

 

5.オンラインショップの立ち上げがもたらした変化

ー では、最後に、オンラインショップの立ち上げ以降、何か変化はございましたか?

 

そうですね。オンラインショップから実店舗に来てくれることがある、というのが、一番の大きな変化だと感じています。反対に、店頭に来られたお客様には、オンラインショップなら全国の店舗で扱っている商品が載っていますよ、という案内もできるようになりました。店頭でも、商品を360度から見ていただけますから、その場で在庫を確認して、翌日には店舗で引き取るという流れを作ることができています。

ー オンラインショップと実店舗がうまく連携した、本当に良い例の一つですね。
本日は御社のオンラインショップに対する工夫から、オムニチャネルの成功談まで、とても貴重なお話をお聞きできました。詳しくお聞かせいただき、ありがとうございました。


BtoBの商習慣をいかに崩さずにECに取り込むか!BカートASPに取材しました。


経済産業省の報告によると、2016年のBtoBのEC市場規模は約291兆円とも言われており、BtoCの市場規模の約20倍とされています。 (参考)
しかしながら、BtoCとの商習慣の違いから、なかなかEC化に踏み切れない企業様もたくさんいらっしゃることでしょう。
今回は、そんなお悩みを抱えた企業様に、EC化の一歩を踏み出すきっかけとなるサービス、株式会社Dai提供の「BカートASP」を取材しました。

ー では早速伺ってみましょう。鵜飼さん、よろしくお願いします!

 

はい!よろしくお願いします!

 

ー Bカートは、ネットショップのどんなお悩みを解決してくれるカートシステムなんですか?

 

BtoB取引の場合は、取引先によって販売する価格が違ったり、販売できる商品が異なったり、売り掛けなどの決済手段が違ったりといったBtoB特有の商習慣があります。
また、それらの商習慣は企業ごとに異なるので、一般的なカートシステムでは、複雑なカスタマイズが必要なんです。
それらの手間を一挙に解決できるのが「BカートASP」なんです。

ー 確かに、今までBtoBの取引をオンラインでおこなているところって、中々見ませんでしたが、最近はBtoB取引もEC化が進んでいますもんね。
BtoBは、BtoCとは違って、支払いのサイクルや掛率が異なりますし、システムとして完成されるまでには多くの苦労がおありだったんでしょうね。
 
では、次の質問に参りたいと思います。
BカートASPが生まれた当時の背景を教えてください。

 

もともと仕入れの専門誌を発刊する出版社からスタートしたのですが、お付き合いしているメーカーや卸さんから、日々の受発注がおこなえるようなシステムを作って欲しいという声から誕生したサービスです。
やっぱり少人数で切り盛りしている企業様は、日々の業務でお忙しいので、その負担を少しでも軽くしたいという想いで作っていました。
作成した頃は、1社ずつご要望にそったシステムを構築し、もちろんクラウド型でもなかったんですよ。

ー なるほど。
真摯にお客様に向き合われているからこそ誕生したサービスということだったんですね。
次の質問をさせてください。
BカートASPというサービスを思いつかれたきっかけは何ですか?

 

やっぱりお客様からのご要望が多くなってくると、なかなか個別対応できなくなってきます。特にシステムを個別にカスタマイズしていると、新しい機能を提供しようと思っても、お客様ごとに仕様が異なるので、価値を提供するスピードが遅くなるんです。そこで、もっとたくさんの企業にご利用いただけ、かつサービスのアップデートも早い、クラウドサービスとして提供することにしました。

ー これでたくさんの企業にご利用いただけて、かつ追加機能などのアップデートも、いち早く行えるようになったんですね!クラウド化って便利なことが多いんですね!
 
では、もっとBカートASPのことを聞いてみましょう。
BカートASPのこだわりや特長を3つ挙げるとすれば、どのようなものですか?

 

第一に「BtoB EC・Web受発注システムに特化したクラウドサービス」であること、第二に「決済・物流・販売管理など豊富な連携サービス」であること、そして最も評価いただいているのが、「ノーカスタマイズですでに300社超の導入実績」があることですね。ノーカスタマイズで多くの企業様にご活用いただいているということは、標準機能が充実しているということなので、ECサイトとして運用に移れるのも早いということです。

ー 確かに、カスタマイズできることは安心できますが、すぐに利用できて、かつ機能にも満足できると言うのは、重要ですよね。
では次の質問です。
BカートASPを立ち上げるにあたって、苦労された点はどういったところでしたか?

 

クラウドサービス(ASP)として、どこまでの機能を標準として対応していくのかということに悩んでいましたね。いくら個別に対応できても、あまりにも標準機能が少ないと、なかなか対応してもらえないんじゃないかと思われたりします。逆に標準機能が搭載されすぎていても、初めてECサイトの運営を任された人にとっては使いこなすことができなくて、結局は放置してしまうパターンもあるんですよ。やっぱり、使っていただいてどんどんブラッシュアップしたいと考えているので、そのバランスが難しかったですね。

ー たしかに悩ましいですねぇ。お客様のスキルもそれぞれ異なりますし、BtoB特有の商習慣や文化の違いなど、BtoCのEC化にはないご苦労が、たくさんあったんでしょうね。
ご回答ありがとうございました。
では、そのような苦労を乗り切られた際の工夫を伺いたいと思いますが、いかがでしょうか?

 

簡単なようで難しいんですが、「正確なヒアリングをもとにお客様からのお声を集めること」ですね。やはりサービスを提供している側としては、お客様の声をもとにサービスの改善やパワーアップをおこないます。お客様はいまの業務フローを変えずにシステムでなんとかしようと考えられることが多いのですが、ご意見をそのままシステムに反映させるのではなく、クラウド型のサービスとして汎用性の高い仕様を考えたり、本来あるべき姿を想像したりしながらご対応していっています。

ー なるほど!要望を叶えるだけでは課題解決するわけではないと考えて、将来を見据えてサービスを提供されている姿、尊敬します!
 
さて、インタビューも終盤に差し掛かってまいりました。
今後は、お客様からお礼のコメントをいただくことがありましたら、例を挙げていただけますか?

 

一番嬉しかったのは「BカートASPが無かったら、ここまで売上げることはできなかった」というお声ですね。必要とされているという実感が最も感じられたお声です。
その他にも「今までよりもコストを抑えて、業務フローを大きく改善することが出来ました」「マーケティングやプロモーションに社内リソースをかけられるようになりました」「BカートASPは私達がBtoBで必要だと思っている機能がそろっていました」など、嬉しいお声がありますので、私たちは頑張れます!
ー お客様からの声って、本当に勇気づけられますし、次のエネルギーにつながりますよね!
さて、最後の質問になります。
BカートASPの今後の展開を教えてください。

 

「ITのチカラで流通の標準をあげる」という事業目的があります。今後は少しサービスの範囲を広げて、BtoBの真ん中にいれるようになりたいですね。BtoBはまだまだ進化すると思いますし、もっとソリューションが起こるはずなんです。過去の習慣を守ることも大事ですが、意味のある習慣を残し、省力化できるところはシステムに任せることで、より多くの時間をクリエイティブなことに使えるようになりますから、そこから業界は発展していくと思うんです。

ー 壮大なお話をおきかせいただきありがとうございます!なんだか私もエネルギーに満ち溢れてきました!頑張ってたくさん記事を書いていきます!
それでは、あらためて、ありがとうございました!

 

こちらこそ、わざわざありがとうございました!