サイエンスと、アートで、クラフトする

代表の平井です。

経営判断ってどうすればいいのでしょうか?自分が会社をやり始めてから、ずっと悩んで来た大きな課題です。僕の経営判断は、今はこんな風にしているということをまとめてみました。

ひとつめは、理論的な判断です。市場の声や潜在意識からくる自社商品の需要がどれくらいあるのか。生の声を見聞きしないとわからない部分ももちろん含めて、マーケット情報を知ります。競合他社の状況も把握して、自社との違いも掴みます。これからの市場がどのように変化していくかの未来予測も織り込みますし、過去の変化を感覚で把握するところでもあります。数値がいっぱい出てきそうな領域ですが、数値だらけのインプットはあまり意味がないので感覚優先で頭の中を整理します。

次は、社員のモチベーションや仕事の進み具合です。みんな最近は疲れてるなー、とかうまくいっている事は何かなー、などから生産具合を感じます。もちろん、工数管理もしていますのでコスト数値的にどうなのか、というのも把握できます。売上や契約数などの自社の業績はここですね。

あとは、理念や方針などの会社の進むべき方向です。予算をどれだけ確保すべきか、コンビーズイズムに沿っているか、などです。この経営判断が本当に正しいのかと原点に立ち返ることと、社員のみなさんの合意をきちんと取り付ける努力がとても大切です。会社としての方向性が決まれば、重点的に投資すべき部分が明らかになって、それは戦略となります。

と、ここまで理論的に組み上げてきた結果、いざ決断し実行だ、という場面になります。きちんとつじつまが合うのでうまくいく可能性が非常に高いです。

が、残念ながらこの決断は、実はなかなかうまくいきません。なぜなら、真に押さえるべき点が押さえられていないからです。野生の勘とも言うべきでしょうか。刻々と変化する社内は、非常に微妙で繊細な生き物ですし、マーケットの本当の潜在意識は生きて動いています。理屈ではわかるけど本当にうまくいくの?という何か一抹の不安がある感覚です。昨日までうまくいっていたことが、何かをきっかけに不穏な空気に変わり始める。何であるかは何となくわかっているけど、でも何かはわからない。この不思議な魔力にとらわれた空気をどう入れ替えていくか、という戦いがそれです。

きっとこれは芸術の世界。つまり、アートなんじゃないかと思います。人によって感性が異なるので、これが正解というものはありません。しかしアート的な感覚で小さなこだわりをもっていないと一抹の不安が消滅しない。でも消滅したと思ったら、何かわからないけどまた何か出てきた。ここは、真の行き先をきちんと大切にする場面です。ビジョンが経営者の腹の中ですっきりと明確にされていないと、決断はたちまち難破船のようにどこにいくのかわからない状態になってしまいます。

さて、サイエンスとアート、これらを上手にやっていくにはどうすればいいのか。これがもの凄く大切な経営判断なんだろうな、と思います。僕は決断して、実行して、結果を受け止めてまた決断する。この繰り返しかな、と思っています。ひとつひとつ組み立てていく様は、まさにクラフト。ひとつひとつ組み立てていく過程が経営判断なのです。途中、山も谷も壁も風も嵐もあります。それを繰り返し繰り返し乗り越え、行きつく先に少しづつ近づいていく。ただ、本当にそれだけです。

今のコンビーズが取り組んでいるビジネスは、正にアートとクラフトの世界。コンビーズメールシリーズglappyも確立されたビジネスモデルの中での競争ではなく、いかようにも変化していかなければならないサービスです。とても大変な部分はありますが、いつかはビジョン実現に辿り着くことを夢見て、日々クラフトが続きます。

このサイエンス、アート、クラフトの3軸は、ヘンリー・ミンツバーグのマネジメントスタイルからです。

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